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映像美全開! アラン・レネ監督×アラン・ロブ=グリエ脚本×ココ・シャネル衣装の『去年マリエンバードで』が、CHANEL®のサポートで4Kデジタル修復!  

■初の長編劇映画『二十四時間の情事』(1959年)で注目を集めたアラン・レネ監督が、翌60年にヌーヴォー・ロマンの旗手アラン・ロブ=グリエと手を組み彼の脚本で映画化した実験的な作品。その『去年マリエンバードで』(1960年)がシャネル社の全面サポートで4Kデジタル・リマスター化され、10月25日(金)から全国順次公開中。シャネル社が修復をサポートしたのは、この映画の衣装をココ・シャネルが担当したという縁から(一部ベルナール・エヴァンが担当)。
■レネやロブ=グリエだけではなく主演のデルフィーヌ・セイリグやジョルジュ・アルベルタッツィなどスタッフ、キャストの多くが故人となり、60年という時の流れを感じさせる。だが修復された映像は美しくいま見てもスタイリッシュ。また不条理で難解な内容は新たな映画ファンの頭を悩ませ引きつけることだろう。                                                             (2019年10月29日 記)


■去年マリエンバードで(4Kデジタル・リマスター版)  2019年10月25日(金)からYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開

■ブルジョワの社交の場になっている豪華ホテルにひとりの男がやって来て、ここマリエンバードで1年前に駆け落ちの約束をしたと言って女性を連れ出そうとする。だが女性は「あなたのことを知らない、そんな約束をした覚えもない」と男性に言う。
デルフィーヌ・セイリグがまとうシンプルでエレガントな衣装の数々はココ・シャネルがデザイン

■シンメトリーになった幾何学模様の庭園。だがよく見ると影が伸びているのは人物だけで、樹木を刈り込んだトピアリーに影はない。



『去年マリエンバードで』  2019年10月25日(金)からYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
■監督:アラン・レネ 脚本:アラン・ロブ=グリエ 出演:デルフィーヌ・セイリグ/ジョルジョ・アルベルタッツィ/サシャ・ピトエフ
1960年/2018年フランス(94分) 配給:セテラ・インターナショナル 原題:L' ANNEE DERNIERE A MARIENBAD(LAST YEAR AT MARIENBAD)
公式サイト:http://www.cetera.co.jp/marienbad4K/   @1960 STUDIOCANAL - Argos Films - Cineriz


      



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